「不当解雇と労働審判」
 私の体験メモ

不当な解雇理由とは

正社員は簡単に解雇できない?

日本の法律では正社員は簡単に解雇できないと言われていますが、実際に解雇されて労働審判や裁判までして解雇取り消しを会社と争う人は殆どいないと思いますから、現実には残念ですが簡単に解雇されてしまうものなのかもしれません。
ただ法律上は簡単に解雇できないことになっていますから、何も悪いことをしていないとか、会社の業績が悪いから他の人の給料やボーナスは一切下げずに自分だけ解雇されたとか、多少仕事が出来なかった程度で解雇された場合は労働審判や裁判をすれば解雇無効になる可能性が十分にあると思います。

私の会社側の不当な解雇理由

ちなみに私の場合、突然解雇されたときの理由は(身バレ防止のため内容は変えますが)「昼休みに休憩させてもらえずパワハラ上司からの私用を頼まれましたが(パシリ)、すみませんが今はできないので昼休みが終わったらやりますと言ったらパワハラ上司が突然激しく怒り狂い出し、今やらないと解雇すると脅迫されましたが、今はちょっと無理です済みませんと言ったら解雇されました。」です。
(私用なんだから昼休みにやらなきゃ意味ないじゃんという感じですが、昼休みは出来ないと言ったのは昼休憩もさせようとせずだんだんと過剰になってくるパワハラの私のせめてもの抵抗でした。)
勿論そんな本当のことを会社は「解雇理由証明書」に書いたりするはずもなく、解雇されて1週間後に届いた「解雇理由証明書」にも事実と異なることが書かれていたのですが、会社側は「解雇理由証明書」を作るのに1週間近くかけたにも関わらず、書かれている内容は正当な解雇理由になっていませんでした。また、そのあと労働審判を申し立てた際に、この解雇は正当な理由がなく不当であるとのこちら側の主張に対して、会社側から1ヶ月近くたって送られてきた反論(答弁書・陳述書)にはまた新たな解雇理由が書かれていましたが、その内容も全て嘘な上、ほぼ正当な解雇理由にはなっていませんでした。
会社側が弁護士も付けてそれなりの時間をかけて嘘まで書いてまともに有効な解雇理由を書けない会社が世の中にどれくらい存在するかは分かりませんが、たまに似たような支離滅裂な不当な解雇理由などをネット上のブログやツイートで散見しますので、そういった会社もたまにあるようです。

不当な解雇理由とは?

子供を産むのに休むからといって解雇できないのはよく知られていると思います。
仕事ができないから解雇するといった場合は、会社側は適切に指導や教育、注意などを何度も繰り返し行い、それでも仕事に支障が出るようであれば解雇される場合もあるかもしれませんが、1度も業務能力に対して問題があると指摘されたことすらなく、もちろん指導や教育をされたことすらないのに突然解雇するというのは認められないことになります。
ちなみに私の会社側は何度も私に「仕事が遅い」と言って指導したと労働審判で主張しましたが「仕事が遅い」と言うことは指導とは全く言えません。
全くまともな業務指導を行ってこなかった会社が労働審判などで解雇せざるを得ないと主張するまで指導をしてきたことを説明するのは難しいと私的には考えています。
しかし実際には解雇されても労働審判などを起こす人はかなり少ないと思いますから、いいかげんに不当な理由で解雇してしまう会社も少なくないのかもしれません。

その解雇理由、有効?無効?

法律で禁止されている解雇理由など

不当な解雇理由としては「労働基準法第19条 解雇制限」により解雇出来ない理由が明記されているものもありますし、「労働契約法第16条」に記載されている「解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合」の解雇は無効であるという曖昧な表現のものもあります。
法律も大きく関わってきますので、意外と大きく勘違いしてしまうこともありますので解雇に納得できない場合は弁護士さんなど専門知識のある方に一度ご相談されると良いと思います。

無効な解雇理由

プロフィール

 

2020年ある日突然解雇される。
弁護士さんに依頼して「労働審判」で金銭的解決という形で解決済。
正社員(無期雇用)ベースの話です。
(ご注意)素人の書いたものなので間違いがあるかと思います。あらかじめご了承のうえ、お読み下さいますようお願いいたします。分からないことは弁護士さんなど専門の方に聞いてね。

(^_^)

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